Excel関数でノットイコールについてお探しですね。
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Excelで「〜じゃない」を表現!<>とNOT関数の使い方を分かりやすく解説
Excelで「Aじゃない」「この文字以外」「空白じゃない」といった条件を作りたいとき、便利なのが**「<>」という記号**と**NOT関数**です。
どちらも「〜じゃない」を表せるんですが、使う場面や書き方にちょっと違いがあります。
この記事では、初めての人でも迷わないように、「<>」の基本からIF関数やCOUNTIF関数での使い方、NOT関数との使い分け、よくある間違いまでまとめて説明していきますね。
Excelの「<>」って何?「等しくない」を判定する基本
Excelで「等しくない」を表すときは**「<>」**を使います。
読み方は「ノットイコール」とか「等しくない」です。
たとえば、A1セルが「完了」じゃないかチェックしたいときは、`=A1<>“完了”` と入力します。
この式は、A1が「完了」以外ならTRUE(本当)、「完了」ならFALSE(嘘)を返してくれます。
つまり**「指定した値と違うかどうか」を調べる記号**なんです。
数字の比較でも同じように使えます。
たとえば、B2が100じゃないか調べるなら `=B2<>100` でOKです。
文字を式の中に直接書くときは `”完了”` や `”東京”` みたいに**ダブルクォーテーション(“)で囲む**必要がありますが、数字はそのまま書けます。
この違いを覚えておくと、エラーや間違った判定を減らせますよ。
IF関数と組み合わせると、「〜じゃない場合に表示を変える」という処理ができます。
たとえば、ステータスが「完了」じゃないタスクに「要確認」って表示したいときは、`=IF(A2<>“完了”,”要確認”,””)` と書きます。
A2が「完了」以外なら「要確認」、完了なら空白になります。
仕事では、未対応のものを見つけたり、特定の部署以外を判定したり、指定した商品以外を集計したりするときによく使います。
「<>」はシンプルで分かりやすいので、単純な「違う」条件では一番使いやすい方法です。
たとえば「商品名がりんごじゃない」「金額が0じゃない」「担当者が空白じゃない」みたいな条件は、NOT関数を使わなくても**「<>」だけで表現できます**。
空白じゃない条件なら `=A2<>“”` と書けば、空っぽじゃないセルを判定できます。
IF・COUNTIF・SUMIF・FILTERで「〜以外」を指定する使い方
「<>」はIF関数だけじゃなく、COUNTIF関数やSUMIF関数などでもよく使います。
ただし、**関数によって書き方がちょっと変わる**ので注意が必要です。
普通の比較式では `=A2<>“りんご”` みたいに書きますが、COUNTIF関数の条件では `=COUNTIF(A2:A10,”<>りんご”)` のように、**比較演算子と条件をまとめてダブルクォーテーションで囲みます**。
たとえば、A2:A10に商品名が入っていて、「りんご」以外の個数を数えたいときは `=COUNTIF(A2:A10,”<>りんご”)` です。
売上金額を合計したいときは、商品名がA列、金額がB列にあるとして `=SUMIF(A2:A10,”<>りんご”,B2:B10)` と書きます。
こんなふうに**「特定の値を除いて数える・合計する」**場面では、ノットイコールの条件がすごく便利なんです。
Microsoft 365やExcel 2021以降で使えるFILTER関数でも、「〜じゃない」条件を指定できます。
たとえば、A2:D10の一覧から、C列が「総務部」じゃない行だけを抜き出したいときは、`=FILTER(A2:D10,C2:C10<>“総務部”)` とします。
FILTER関数では、条件がTRUEになる行だけが返されるので、「<>」を使うと**指定した値以外のデータをそのまま取り出せます**。
ワイルドカードと組み合わせると、「特定の文字を含まない」条件も作れます。
COUNTIF関数で「島」を含まない文字列を数えるなら、`=COUNTIF(A2:A10,”<>*島*”)` です。
アスタリスク「*」は何でもOKの文字を表すワイルドカードなので、「*島*」は「島を含む」という意味になります。
そこに「<>」を付けることで、**「島を含まない」という条件**になるわけです。
条件付き書式でも「<>」は役立ちます。
たとえば、B列のステータスが「完了」じゃない行に色を付けたいときは、対象範囲を選んで、条件付き書式の「数式を使用して、書式設定するセルを決定」で `=$B2<>“完了”` みたいに指定します。
列だけを固定することで、行全体に対してB列の値を基準にした色付けができます。
未完了のタスクや例外データを**パッと見つけたいとき**に便利ですよ。
NOT関数の基本と「<>」との使い分け
NOT関数は、**指定した条件の結果を反対にする関数**です。
書き方は `=NOT(条件式)` で、条件がTRUEならFALSE、FALSEならTRUEを返します。
たとえば、A1が100のとき `=NOT(A1=100)` はFALSEになります。
逆に、A1が80なら `A1=100` がFALSEなので、NOT関数によってTRUEになります。
つまり、NOT関数は**「条件そのものをひっくり返す」ための関数**なんです。
単純に「等しくない」を表したいだけなら、`=A1<>100` のほうが短くて分かりやすいことが多いです。
でも、NOT関数は**「複数条件のまとまりを否定したい」ときに力を発揮**します。
たとえば「A列が東京でかつB列が契約済み、という条件に当てはまらないもの」を判定したいときは、`=NOT(AND(A2=”東京”,B2=”契約済み”))` のように書けます。
この場合、AND関数の結果全体をひっくり返している点がポイントです。
OR関数と組み合わせると、「どれかに該当するもの以外」という条件も作れます。
たとえば、部署が「営業部」または「総務部」じゃないデータを判定するなら、`=NOT(OR(A2=”営業部”,A2=”総務部”))` と書きます。
同じ意味を `=AND(A2<>“営業部”,A2<>“総務部”)` と書くこともできますが、**条件のまとまりを否定したいときはNOT関数のほうが分かりやすい**ケースがあります。
空白やエラーの判定でもNOT関数はよく使われます。
たとえば、A1が空白じゃないときに「入力済み」と表示したいなら、`=IF(NOT(ISBLANK(A1)),”入力済み”,”未入力”)` と書けます。
ただし、空白じゃない判定だけなら `=IF(A1<>“”,”入力済み”,”未入力”)` でも対応できます。
エラーじゃないときに処理したいときは `=IF(NOT(ISERROR(A1/B1)),A1/B1,”エラー”)` のように書けますが、実際の作業では `=IFERROR(A1/B1,”エラー”)` のほうが簡単な場合もあります。
**使い分けの目安**は、条件が単純なら「<>」、条件のまとまりをひっくり返したいならNOT関数です。
「Aじゃない」なら `A<>値`、「AかつBじゃない」「AまたはBに当てはまらない」なら `NOT(AND(…))` や `NOT(OR(…))` を検討すると整理しやすくなります。
あとで他の人が見るかもしれないときは、短さだけじゃなく**読みやすさも大事**ですよ。
ノットイコールとNOT関数でよくある間違いと注意点
まず気をつけたいのが、**COUNTIFやSUMIFなどでのダブルクォーテーションの使い方**です。
普通のIF関数では `=IF(A2<>“東京”,”対象”,”対象外”)` みたいに書きますが、COUNTIFでは `=COUNTIF(A2:A10,”<>東京”)` と書きます。
さらに、条件値をセル参照にしたいときは `=COUNTIF(A2:A10,”<>“&D1)` のように、比較演算子の文字列とセル参照を「&」でつなぎます。
この違いを知らないと、条件が正しく認識されません。
次に、**文字列と数値の違い**にも注意が必要です。
見た目は同じ「100」でも、数値の100と文字列の”100″が混ざっていると、期待どおりに比較できないことがあります。
特に外部システムから取り込んだデータでは、数字に見えても文字列として保存されているケースがあります。
必要に応じてVALUE関数で数値化したり、セルの表示形式だけじゃなく**実際のデータ型を確認**したりすると安心です。
日付の比較でも同じように注意が必要です。
Excelの日付は内部的には「シリアル値」という数値で管理されています。
日付を条件にするときは、`=A2<>DATE(2024,1,1)` のように**DATE関数を使う**と誤解が少なくなります。
COUNTIFで日付以外を数えるなら、条件を `”<>“&DATE(2024,1,1)` のようにつないで指定できます。
文字列として `”2024/1/1″` と書いても動く場合はありますが、環境や入力形式によって解釈がずれる可能性があるので、関数で明示するほうが安定します。
**大文字と小文字を区別したいとき**も要注意です。
Excelの普通の「=」や「<>」による比較は、大文字と小文字を区別しません。
たとえば「ABC」と「abc」は、通常の比較では同じものとして扱われます。
厳密に区別して「等しくない」を判定したいときは、EXACT関数とNOT関数を組み合わせて `=NOT(EXACT(A2,B2))` とします。
EXACT関数は大文字・小文字も含めて完全一致を判定する関数です。
また、**余分なスペース**が原因で「同じに見えるのに等しくない」と判定されることもあります。
たとえば「東京」と「東京 」では、後ろに半角スペースが入っているので別の文字列として扱われます。
データのばらつきが疑われるときは、TRIM関数で余分なスペースを取り除いてから比較するとよいでしょう。
`=TRIM(A2)<>“東京”` のようにすれば、**前後の不要なスペースによる判定ミス**を減らせます。
実際の作業で使うなら、「<>」とNOT関数を**どっちも覚えておく**と対応できる範囲が広がります。
単純な除外条件は「<>」でサクッと書いて、複数条件の否定や式全体のひっくり返しにはNOT関数を使うと、式の意味が整理されます。
IF関数、COUNTIF関数、SUMIF関数、FILTER関数、条件付き書式まで使えるようになると、「〜じゃない」条件を使った抽出・集計・チェックがスムーズになりますよ。
Excelで例外データを見つけたいときや、特定条件以外を処理したいときに、ぜひ使い分けてみてください!
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