ExcelのOR関数の使い方をお探しですね。
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ExcelのOR関数で「AまたはB」をかんたん判定!IF関数や条件付き書式との使い方も解説
Excelで「AまたはBのどちらかに当てはまるか」を判定したいときって、けっこうありますよね。
たとえば成績管理で「80点以上、または課題提出済みなら合格」とか、売上チェックで「目標達成、または新規顧客獲得があれば評価対象」みたいな場面です。
そんなときに便利なのが**OR関数**。
複数の条件のうち、どれか1つでも当てはまればOKという判定ができます。
さらにIF関数や条件付き書式と組み合わせれば、「合格」「要確認」といった文字で表示したり、該当する行に自動で色を付けたりすることもできます。
この記事では、OR関数の基本的な使い方から、IF関数との組み合わせ、AND関数との違い、条件付き書式での応用まで、実務で迷わないようにわかりやすく解説していきます。
1. OR関数の基本|「AまたはB」を判定する仕組み
OR関数は、指定した複数の条件のうち**どれか1つでも当てはまればTRUE**、全部当てはまらなければFALSEを返す関数です。
たとえば「売上が100万円以上、**または**利益率が20%以上なら対象」みたいに、どちらか一方でも満たせばいい場面で使います。
ExcelにはAND関数という似た関数もありますが、こちらは「**すべて**満たす必要がある」という違いがあります。
「どれか1つでもOK」ならOR、「全部満たさないとダメ」ならANDと覚えておくとわかりやすいですよ。
OR関数の書き方
“`
=OR(条件1, 条件2, 条件3…)
“`
条件には「A1>=80」「B1=”合格”」みたいな比較式を入れます。
たとえば、A1セルが80以上、**または**B1セルが「提出済み」ならTRUEにしたいときは、こう書きます。
“`
=OR(A1>=80, B1=”提出済み”)
“`
A1が80未満でも、B1が「提出済み」ならTRUEになります。
「どちらか満たせばOK」というルールが簡単に作れるんです。
文字列を条件にするときの注意点
文字を条件にする場合は、**必ずダブルクォーテーション(“”)で囲みます**。
“`
=OR(A2=”東京”, A2=”大阪”)
“`
これでA2が「東京」または「大阪」のときにTRUEになります。
数値の場合は、比較演算子を使います。
“`
=OR(B2>=100000, B2<0)
```
OR関数は単独でも使えますが、TRUEやFALSEのままだと少しわかりにくいですよね。
そこで次は、IF関数と組み合わせて「合格」「不合格」みたいな文字で表示する方法を紹介します。
2. IF関数とOR関数の組み合わせ|複数条件を文字でわかりやすく表示
OR関数はTRUEかFALSEしか返さないので、**IF関数と組み合わせる**と「合格」「対象外」「要確認」みたいな文字に変換できて便利です。
基本の書き方
“`
=IF(OR(条件1, 条件2), 真の場合の値, 偽の場合の値)
“`
たとえば、点数が80点以上**または**提出物が「あり」なら合格にしたいときは、こう書きます。
“`
=IF(OR(A2>=80, B2=”あり”), “合格”, “不合格”)
“`
点数と提出物のどちらか一方でも条件を満たせば「合格」と表示されます。
条件が3つ以上あるときは?
実務では、条件が3つ以上になることもよくあります。
たとえば、顧客リストで「東京都、神奈川県、千葉県のいずれかなら関東対象」としたい場合は、こんな感じです。
“`
=IF(OR(C2=”東京都”, C2=”神奈川県”, C2=”千葉県”), “関東対象”, “対象外”)
“`
条件が増えても、OR関数の中にカンマ区切りで追加していけばOKです。
ただし、条件が多すぎると式が長くなって読みにくくなるので、そういうときは別表を作ってXLOOKUP関数やCOUNTIF関数を使う方法も検討してみてください。
件数を数えたいときは?
「商品Aまたは商品Bが何件あるか」を数えたい場合は、COUNTIF関数を足し合わせる方法もあります。
“`
=COUNTIF(A:A, “商品A”) + COUNTIF(A:A, “商品B”)
“`
IF関数とOR関数は「1行ごとの判定」に向いていて、COUNTIFは「該当件数の集計」に向いています。
目的に合わせて使い分けましょう。
3. OR関数とAND関数の違い|複雑な条件は組み合わせて考える
OR関数とよく比較されるのが**AND関数**です。
– **OR関数**:条件のどれか1つでも満たせばTRUE
– **AND関数**:すべての条件を満たしたときだけTRUE
たとえば「売上が100万円以上、**または**新規顧客数が10件以上」ならOR関数が適しています。
一方で「売上が100万円以上、**かつ**利益率が20%以上」のように両方を満たす必要がある場合はAND関数を使います。
OR関数とAND関数を組み合わせる
実務では、この2つを組み合わせることで、もっと現実的なルールが作れます。
たとえば「売上が100万円以上で、**なおかつ**地域が東京**または**大阪なら重点対応」としたい場合は、こう書きます。
“`
=IF(AND(B2>=1000000, OR(C2=”東京”, C2=”大阪”)), “重点対応”, “通常対応”)
“`
この式では、売上条件は**必ず**満たす必要があって、そのうえで地域は東京か大阪のどちらかであればOKという判定になります。
組み合わせるときの注意点
ANDとORを組み合わせるときは、**どの条件が「必須」で、どの条件が「どれかでよい」のか**を先に言葉で整理すると、式に落とし込みやすくなります。
関数の入れ子が深くなると、括弧の位置や条件のまとまりを間違えやすくなるので注意してください。
たとえば「AかB、かつC」と「A、またはBかつC」では意味が変わってしまいます。
数式が長くなる場合は、**補助列を使って条件を分けて判定**し、最後に総合判定を作ると、後から見直す人にもわかりやすい表になりますよ。
4. 条件付き書式でOR関数を使って自動で色付けする方法
OR関数は、セルに結果を表示するだけじゃなく、**条件付き書式**でも使えます。
条件付き書式とは、指定した条件を満たすセルや行に対して、自動で背景色や文字色を変える機能です。
たとえば「ステータスが未対応**または**期限切れなら赤くする」「売上が目標未達**または**在庫不足の行を強調する」みたいな使い方ができます。
数値や文字を目で探すより、色で目立たせたほうが確認漏れを防げますよね。
条件付き書式の設定手順
1. 色付けしたい範囲を選択
2. 「ホーム」タブ→「条件付き書式」→「新しいルール」
3. 「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
4. 数式欄にOR関数を使った条件を入力
たとえば、A列のステータスが「未対応」**または**「差戻し」の行を色付けしたい場合、範囲がA2:D100なら、こう入力します。
“`
=OR($A2=”未対応”, $A2=”差戻し”)
“`
ここで「**$A2**」のように列だけを固定するのは、各行を判定しながらA列の値を参照させるためです。
ルールの管理も大事
「条件付き書式」→「ルールの管理」を開くと、現在設定されているルールを確認、編集、削除できます。
複数のルールが重なっている場合、**上にあるルールが優先される**ことがあるので、色が思った通りに反映されないときは順番を見直してみてください。
また、「適用先」が意図した範囲になっているかも確認しましょう。
数式は正しいのに色が付かない場合、参照セルの固定方法や適用範囲がずれているケースがよくあります。
実務での活用例
たとえば在庫管理表で、在庫数が10個以下**または**発注状況が「未発注」の行を黄色にしたい場合は、こう設定します。
“`
=OR($B2<=10, $C2="未発注")
```
これで、在庫数が少ない商品だけじゃなく、発注漏れの可能性がある商品も同時に見つけられます。
さらに別のルールで「在庫数が0なら赤」と設定する場合は、**赤のルールを上に置く**など、ルールの優先順位を調整すると見やすくなります。
OR関数を条件付き書式で使いこなせるようになると、単なる表が「異常値や要対応項目を自動で知らせる管理表」に変わりますよ。
つまずきやすいポイントと対策
OR関数でつまずきやすいポイントをまとめておきます。
文字列の引用符を忘れない
文字を条件にするときは、必ず**ダブルクォーテーション(“”)で囲む**のを忘れずに。
相対参照と絶対参照
条件付き書式で使うときは、**$マーク**の位置に注意。
列だけ固定したいなら「$A2」、行だけ固定したいなら「A$2」、両方固定なら「$A$2」です。
空白セルの扱い
空白を条件に含めたい場合は、こう書けます。
“`
=OR(A2=””, B2=”未入力”)
“`
ただし、見た目が空白でもスペースが入っていると一致しないことがあります。
そういうときは**TRIM関数**で余分な空白を取り除いたり、入力規則で表記ゆれを防いだりするといいですよ。
まとめ
ExcelのOR関数を使えば、「AまたはB」の複数条件判定が簡単にできます。
– **OR関数**:どれか1つでも当てはまればTRUE
– **IF関数と組み合わせ**:「合格」「対象外」など文字で表示
– **AND関数との違い**:ORは「どれか」、ANDは「すべて」
– **条件付き書式**:自動で色付けして見やすく
基本から押さえて、IF関数や条件付き書式、ルールの管理まで応用できれば、手作業に頼らず正確かつ効率的に処理できるようになります。
ぜひ実務で活用してみてください!
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