ExcelのROUNDDOWN関数の使い方をお探しですね。

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Excelで小数点以下を切り捨てる方法|ROUNDDOWN関数の使い方を初心者向けに解説

Excelで計算していると、「123.456円」のような中途半端な数字が出てきて困ったことはありませんか?消費税の計算や単価の計算で、小数点以下の端数をどう処理するかは意外と大事です。

「四捨五入じゃなくて、とにかく切り捨てたい!」というときに使えるのが**ROUNDDOWN関数**です。

この記事では、ROUNDDOWN関数の基本的な使い方から、桁数の指定方法まで、初心者の方にも分かりやすく説明していきます。

ROUNDDOWN関数って何?切り捨ての基本を知ろう

ROUNDDOWN関数は、数字を指定した桁数で**切り捨てる**ための関数です。

使い方はシンプルで、こんな形で書きます。

“`
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
“`

最初の「数値」のところには、切り捨てたい数字やセル番地を入れます。

2番目の「桁数」には、小数点以下を何桁残すか(または整数の何桁目で切り捨てるか)を指定します。

例えば、円周率「3.14159」を小数第2位までにしたいときは、こう書きます。

“`
=ROUNDDOWN(3.14159, 2)
“`

すると、結果は「**3.14**」になります。

小数第3位以下がバッサリ切り捨てられるわけです。

四捨五入とは違う!常に切り捨てる

ROUNDDOWN関数の大きな特徴は、**端数がいくつであろうと必ず切り捨てる**ことです。

四捨五入のように「5以上なら切り上げ」という処理はしません。

たとえば「76.9」という数字を整数にしたいとき、
– 四捨五入なら → **77**
– 切り捨てなら → **76**

ROUNDDOWN関数を使えば、こんなふうに書くだけです。

“`
=ROUNDDOWN(76.9, 0)
“`

結果は「**76**」になります。

請求書や見積書で「端数は必ず切り捨て」というルールがあるときに便利です。

表示形式との違いに注意

Excelでは、セルの「表示形式」を変えて小数点以下を見えなくすることもできます。

でもこれは、あくまで**見た目を整えているだけ**。

実際には小数を含んだ数値が裏で残っているので、計算で使うと誤差が出ることがあります。

ROUNDDOWN関数を使えば、計算結果そのものを切り捨てた値にできるので、端数処理のルールをきちんと反映できます。

特に金額計算では、この違いが重要になってきます。

小数点以下を切り捨てて整数にする方法

小数点以下を全部切り捨てて整数にしたいときは、桁数に「**0**」を指定します。

たとえば、A1セルに「123.987」という数字が入っているとき、別のセルにこう入力します。

“`
=ROUNDDOWN(A1, 0)
“`

すると、結果は「**123**」になります。

桁数の「0」は、「小数点以下は残さず、1の位までを表示する」という意味だと考えると分かりやすいです。

よくある使い方の例

実際の仕事でよくあるのは、こんな場面です。

**消費税の計算**
“`
=ROUNDDOWN(A1*0.1, 0)
“`
商品価格(A1セル)に10%を掛けた結果、「37.5円」のような端数が出たとき、切り捨てて「37円」にできます。

**単価×数量の計算**
“`
=ROUNDDOWN(B2*C2, 0)
“`
単価と数量を掛けた結果に小数が出た場合、整数に丸めることができます。

表示形式との使い分け

「見た目だけ整えたい」なら表示形式でもOKですが、請求書や集計表のように**計算結果そのものを整数にしたい**場合は、ROUNDDOWN関数を使うほうが確実です。

特に注意したいのが、複数の行を合計するときです。

– 各行で切り捨ててから合計する
– 合計してから切り捨てる

この2つでは結果が変わることがあります。

どちらが正しいかは、処理のルール次第なので、よく確認しましょう。

桁数の指定方法|プラス・0・マイナスの違い

ROUNDDOWN関数でつまずきやすいのが、2番目の「桁数」の考え方です。

ここをしっかり理解すれば、いろんな端数処理に対応できるようになります。

桁数の基本ルール

桁数は、「**結果として何桁残すか**」を指定します。

– **プラスの数**:小数点以下の桁を残す
– **0**:整数にする(小数点以下を切り捨て)
– **マイナスの数**:整数部分の一部を切り捨てる

具体例で見てみよう

「1234.567」という数字を例に、桁数を変えるとどうなるか見てみましょう。

| 数式 | 桁数 | 結果 | 意味 |
|—|—:|—:|—|
| =ROUNDDOWN(1234.567, 2) | 2 | 1234.56 | 小数第2位まで残す |
| =ROUNDDOWN(1234.567, 1) | 1 | 1234.5 | 小数第1位まで残す |
| =ROUNDDOWN(1234.567, 0) | 0 | 1234 | 整数にする |
| =ROUNDDOWN(1234.567, -1) | -1 | 1230 | 1の位を切り捨て |
| =ROUNDDOWN(1234.567, -2) | -2 | 1200 | 10の位以下を切り捨て |
| =ROUNDDOWN(1234.567, -3) | -3 | 1000 | 100の位以下を切り捨て |

マイナスの桁数の使い方

「1,000円未満を切り捨てたい」というときは、桁数に「**-3**」を指定します。

たとえば、A1セルに「98765」が入っているとき、

“`
=ROUNDDOWN(A1, -3)
“`

とすると、結果は「**98000**」になります。

千円単位で切り捨てられるわけです。

同じ考え方で、
– 10円未満を切り捨て → 桁数「-1」
– 100円未満を切り捨て → 桁数「-2」

マイナスの数が大きいほど、より大きな単位で丸められると覚えておくと便利です。

小数の桁数指定

小数点以下を残したいときも、考え方は同じです。

– 小数第2位まで表示したい → 桁数「2」
– 小数第1位まで表示したい → 桁数「1」

「小数第2位を切り捨てたい」と考えると混乱しやすいので、「**結果として何桁残すか**」を基準に考えるのがコツです。

似ている関数との違いと使い分け

Excelには、ROUNDDOWN以外にも端数を処理する関数がいくつかあります。

それぞれ動きが違うので、目的に合わせて使い分けることが大切です。

ROUND関数(四捨五入)

ROUND関数は、指定した桁数で**四捨五入**します。

“`
=ROUND(123.456, 2)
“`

小数第3位の「6」を見て切り上げるので、結果は「**123.46**」になります。

ROUNDUP関数(切り上げ)

ROUNDUP関数は、常に**切り上げ**ます。

“`
=ROUNDUP(123.451, 2)
“`

端数がいくつであろうと切り上げるので、結果は「**123.46**」です。

ROUNDDOWN関数(切り捨て)

そしてROUNDDOWN関数は、常に**切り捨て**です。

“`
=ROUNDDOWN(123.459, 2)
“`

端数が「9」でも切り捨てるので、結果は「**123.45**」になります。

TRUNC関数(切り捨て)

TRUNC関数も切り捨てに使えます。

書き方はこうです。

“`
=TRUNC(数値, 桁数)
“`

桁数を省略すると、整数に切り捨てます。

“`
=TRUNC(123.987)
“`

結果は「**123**」で、「=ROUNDDOWN(123.987, 0)」と同じです。

**違いは?**
– ROUNDDOWN → 桁数の指定が必須
– TRUNC → 桁数を省略できる

桁数を明示して処理ルールを分かりやすくしたいなら、ROUNDDOWN関数のほうがおすすめです。

INT関数(整数化)

INT関数は小数点以下を切り捨てて整数にしますが、**マイナスの数を扱うときに注意**が必要です。

“`
=ROUNDDOWN(-3.8, 0) → -3
=INT(-3.8) → -4
“`

– ROUNDDOWN → 0に近づく方向へ切り捨て
– INT → 元の数を超えない最大の整数を返す

プラスの数だけなら同じ結果になりますが、マイナスが混ざる可能性があるデータでは、この違いを理解しておきましょう。

まとめ|ROUNDDOWN関数を使いこなそう

ROUNDDOWN関数を使うときは、まず「**端数をどう処理したいのか**」を決めることが大切です。

– 小数点以下を切り捨てて整数にしたい → `=ROUNDDOWN(A1, 0)`
– 小数第2位まで残したい → `=ROUNDDOWN(A1, 2)`
– 千円未満を切り捨てたい → `=ROUNDDOWN(A1, -3)`

桁数の意味さえ理解すれば、消費税の計算、売上の集計、見積書の作成など、いろんな場面で使えます。

「切り捨て」と「四捨五入」を混同しないように注意して、正確な端数処理を心がけましょう。

金額計算では、1円単位の差が積み重なることもあるので、関数の選択はとても重要です。

この記事を参考に、ぜひROUNDDOWN関数を使いこなしてみてください!

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